PC版 Androidエミュレータ

Androidエミュレータが重い対処法!PCのVTを有効化で5倍軽くなる!

Androidエミュレータが重くてゲームがうまく動かない時の、PCのVTを有効化による対処法です。

ぜひ試してみてください。

Androidエミュレーターが重い場合の対処法

Androidエミュレータ専門家
低スペックのPCの場合はAndroidエミュレーターの動作が遅くなり、うまく動かないことがありますよね!

対処法としては、Androidエミュレーターの設定自体でグラフィックの解像度を下げてみたり、PCのリソースを配分を変えてみたりすることがあると思いますが、それでも重いのが改善しないことが多いです。

それは結果的にスマホゲームアプリをPCで遊ぶのに、PC自体の性能が足りていないということです。

そこでまた試していないのであれば、PCの【VTを有効化】をおすすめします。

AndroidエミュレーターをWindowsPCで使うなら、絶対に利用したほうが良い対処法です。

 

VTを有効化とは?

Virtualization Technology(VT)とは【仮想化支援技術】です。複数のOSをパソコン上で同時にスムーズに動作させるための技術です。

このVTを有効にすることで、Androidエミュレーターのようなアプリケーションの動作速度が一気に向上します。

AndroidエミュレーターはAndroidアプリをパソコンで使用可能にするツールなので、VTによりゲームでの動作がさらに快適になり、サクサク動くようになります。

逆にAndroidエミュレーターを速く動かすためにPCのVTを有効化してもデメリットはありません。

 

VTを有効化の方法

PCのVTを有効化はBIOSというPCの基板でもある、マザーボードの設定になります。難しいような気もしますが、とても簡単ですので、ぜひ試してみてください。

設定だけなら1~2分で完了します。

VTを有効化の確認

まず、ご自分のWindowsPCのVTが有効になっているか確認しましょう。VTを有効にした記憶がなければ、この部分は飛ばしても良いです。

Androidエミュレータ専門家
ファイルを開くだけなので簡単に確認できます!

確認はこちらの「LeoMoon CPU-V」というソフトを使います。

といってもインストールとかするソフトではないので、ダウンロードして開けばすぐに確認のできる簡単なアプリです。

LeoMoon CPU-Vのダウンロードはここをクリックします。

ダウンロードしたファイルを開けば、すぐに確認できます。

LeoMoon CPU-V 確認方法

両方ともバツ印の場合は、残念ですがこのPCではVTを有効化することはできません。

 

左側が✓で右側がバツ印の場合は、有効化されていないので、今からVTを有効化することができます。

 

両方とも✓がついている場合は、すでにPCのVTが有効化されていることになります。なのでVT有効化の必要はありません。

Androidエミュレータ専門家
それでは次にVTを有効化してみよう!

 

VTを有効化してみよう!

それでは早速PCのVTを有効化していくのですが、Windowsから有効化はできないので、PCを何度か再起動することになります。ほかに作業などをしている場合は終了しておいてください。

1. BIOSの設定にアクセスします

まずはPCを再起動、もしくは電源を入れてBIOS画面を起動します。

やり方は、PCを起動する時にすぐに特定のキーを押すことで、BIOS画面が表示されます。

これはPCによって違うので、どのキーを押すのかは探してみてください。基本的にはマザーボードのメーカーで決まります。

メーカー別
起動時に押すキー パソコンメーカー
F12 Dell製、Lenovo製、東芝製、富士通製
F10 HP製
F8 ASUS製
F2 SONY製、Acer製、NEC製、Panasonic製
BTO(自作)の場合
起動時に押すキー マザボメーカー
Delete GIGABYTE、MSI、ASUS
F2 Intel、ASRock

大体こんな感じですが、自分のパソコンの種類やメーカーで検索してみてください。例えば「DELL ノートPC BIOS画面」みたいな感じで探してみるとよいかと思います。

Windwsが立ち上がってしまう場合は、キーを間違えている可能性が高いので、他のキーで数回試してみてください。

 

2. VTを有効にします

私のPCの場合ですが、

このような画面が立ちあがります。

まずは私のPCの場合なので、お使いのPCによって多少変わります。

まずはアドバンスモードに移ります。画面が英語になっちゃってる場合でも同じですが、日本語に変えることもできるし、そのまま英語で進めても問題ありません。

次に詳細をクリックして「CPUの設定」に移ります。

CPUの設定にVTの設定があるので、そこで有効に切り替えます。

英語の場合は(Enabled)にしてください。

これだけで、PCのVTは有効になりました。あとは保存して再起動します。

3. 保存してPCを再起動

右上に「保存」とか「終了」とか「退出」みたいなのがあると思うので、クリックしてください。

「変更を保存して終了」とか「リセット」みたいなのがあると思うので、そこをクリックして再起動します。

これで、何もキーを押さずにWindowsが立ち上がってきたら、VTが有効になっています。

これでPCのVTが有効になったので、Androidエミュレーターを立ち上げて、ゲームの動作確認を行ってみてください。

Androidエミュレータ専門家
それでも重い場合はAndroidエミュレータを変えることをおすすめします!

VTを有効化しても重い場合

起動速度比較

エミュレータ プレイヤー起動速度 ゲームアプリ起動速度
BlueStacks(おすすめ) 7.82秒 18秒
NoxPlayer 17.67秒 46秒
LDPlayer(おすすめ) 6.69秒 18秒
MuMuPlayer 7.84秒 18秒
Google Play Games 4.55秒 24秒
MEmu 8.00秒 23秒

パフォーマンス比較

Androidエミュレーターの各種設定をデフォルトにして、同じゲームを起動し同じタイミングでパフォーマンスを計測

Androidエミュレータ CPU使用率 メモリ使用率 GPU使用率
BlueStacks(おすすめ) 12% 296MB 3%
NoxPlayer 28.6% 317MB 4%
LDPlayer(おすすめ) 10.2% 277MB 4%
MuMuPlayer 21% 184MB 4%
Google Play Games 16% 560MB 16%
MEmu 24.4% 217MB 3%

Androidエミュレーターには多くの種類があります。軽くて動作の速いAndroidエミュレーターを探している場合は、こちらを参考にしてみてください。

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一番動作の速い、軽くて使いやすいAndroidエミュレーターを選んでみましょう!

 

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